お腹いっぱい食べてしまったお昼の後、少しゆっくりと里山で日向ぼっこをして、公演を聴くために、「近江はにわ館 かたりべホール」へ移動しました。(送迎して下さった方ありがとうございました) 公演内容は、昨日も書きましたが、「心地良いと感じることはすべて治療につながる」と言うタイトルで、彦根市立病院緩和ケア科部長の黒丸尊治氏のお話でした。 黒丸先生は、毎日のように、ガンを宣告されたいろいろな立場の方を診ておられると言う仕事柄か、とても穏やかでいて、でも、人の心の中まで瞬時に、見透かしてしまいそうな方・・・と、私は第一印象思ってしまいました。 お話を始められても、やはりその印象のままでしたが、「病は気から・・・」と言う本当の意味を教えて頂いたような気がします。 病気で落ち込んでいる人に、「病は気から」なのだから、前を向いて頑張らないとッ!と言うこと自体が、ナンセンスであって、より負担をかけることになるんだと言うこと、(例え、そんな風に自分で思い込もうとしてもダメ)そうではなくて、自ずと病気のことなど忘れてしまうぐらいの楽しいことやステキなこと、心地よいことなど、何か“きっかけ”さえあれば、病気がいい方向へ向くと言うこと。 よく考えればわかりそうな事でも、元気な立場の自分だと、どうしても落ち込んでいる人を見ると、「頑張って!」と言ってしまうことが多々あります。その人の事を思って言ってるのだからいいじゃないと思っていましたが、今回のお話を聴いて「病は気から」の本当の意味を知ったことによって、これからそう言う人と出会ったら、接し方を変えなくてはッ!と思いました。 高齢化が進む日本のこれからを考える中で、こういったメンタルな部分の医療と言うのは、益々大切になっていくと思うので、今回貴重なお話を聴くことが出来てよかったな~と思いました。 自然の中で美味しい空気を吸い、いろんな自然と向き合う、そして「癒されたな~」と帰り道思った私のガタガタに疲れていた体が少し軽くなっていました。 それに気づいた時、ふと見上げた空に、虹がかかっているのを発見した時、また感激して、力が抜けました。 日々、バタバタとこなして行くことも大事だけれど、その為にもこういう時間は必要だな~とつくづく感じた1日でした。 おまけ・・・
by Otti-note
| 2009-10-14 11:29
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